お正月は、ご馳走が目の前に並び、来客も多く、ついつい食べ過ぎ、飲み過ぎになってしまいます。また、正月料理には、塩分、カリウムの高い食品が多いので十分気を付けて下さい。
【おもち】
おもちは、カロリーがあって水分やカリウムが少ないので、透析食に適しています。しかし、このもちは、野菜と一緒に煮た雑煮では水分が増えてしまいます。おもちの調理法で適当なのは、「焼く・揚げる」の2種類です。
◆焼きもちは、しょうゆの量に気をつけて下さい。
◆きな粉は、カリウムが高いので、出来る限り控えるようにして下さい。
◆おもちは、糖質の食品なので、肉や魚などのタンパク質食品も一緒に摂りましょう。
【黒豆・きんとん】
カリウム含有量の多い食品です。茹でこぼしをして自家製で作ればカリウムを減らすことが出来ます。
市販の物であれば1日20グラム以下までにしましょう。
【昆布巻き】
カリウム含有量の多い食品です。1日約25クラム以下(1個以下)までにしましょう。
【卵巻き・酢れんこん】
塩分の少なくて済む料理です。塩分が多めの食品と組み合わせると良いです。
酢の物を作る時は、塩を使わなくても酢に長い時間漬けておくとやわらかくなります。
【果物】
果物は、水分やカリウムが多いので、あまり食べすぎないよう注意しましょう。(みかんは1日1〜2個まで)みかんやその他の果実は、腹にたまりませんから食べた気がせず、つい食べすぎてしまいます。気をつけましょう。
【アルコール類】
これから、年末年始にかけてお酒を飲む機会が一段と多くなってくると思います。お酒は、「飲む」というより「味わう」姿勢で接した方が良いでしょう。
お酒を飲む場合は、栄養バランスのとれたものと一緒に食べながら飲めばアルコールによる胃障害を予防し、血中濃度も低く保て、また、食べながらですのでお酒を飲む量も減り、速度もゆっくりになると思います。
お酒のツマミは、塩分が多いものだと喉が渇いてしまうので注意しましょう。
【生活の心得】
暖房を入れると、部屋の空気が乾燥しやすくなります。口が渇く原因になりますので注意しましょう。(加湿器があると良い)
血圧の高い人は、急に寒い所に出ないように常に防寒に心がけましょう。
コタツに入って何もすることが無いと、つい、みかんやお菓子に手が伸びてしまうので水分管理に注意しましょう。